イオンは慈雨とともに

境内のアジサイが見頃です

境内にはアジサイが多く植わっていますが、
がくが大きく丸く発達したホンアジサイは石段の一角にのみあります。

大誓寺のホンアジサイは毎年必ず青色の花を咲かせます。
みなさま、不思議に思われませんか?
同じ在所であってもあちらは赤、こちらは青、赤青混こうというお宅もあります。

調べてみますと、
「土壌が酸性だとアルミニウムがイオンとなって土中に溶け出し、アジサイに吸収されて花のアントシアニンと結合し青色を呈する『Wikipedia』」
とのことです。。??

ちょっと分かりづらいので、身近なお仏法で言い換えてみます。

「土壌が酸性だとアルミニウムがイオンとなって土中に溶け出し」
訳:釈尊が世に現れて下さりその大智大悲をもって真実の法を説かれた。それは濁世の人心に慈雨のごとく染みわたった

「アジサイに吸収されて花のアントシアニンと結合し」
訳:法にしたがい、まことの心と正しい行ないの実践をお勧めになり、疑いなく聞き受けた者はその身に功徳が満ちみちて

「青色を呈する」
訳:やがてさとりの華がひらくのである

。。ちょっとムリがありました。。

アジサイは放っておけば赤になる。イオンを受け取れば青になる。
私は放っておけば地獄の鬼に、、如来さまのお心を受け取ればすくいの仏に。


お釈迦さまがお説きになった真実の法が慈雨のように私の身に染み入り、大悲のお心を届けてくださいます。

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