支えたい

– あなたも参加しませんか –

 当寺では公益活動として、ボランティアおよび募金活動に取り組んでおります。ご賛同いただける皆さま、随時募集しております。(令和6年3月現在)

ボランティア

募金活動

 国内においては、人口減少と急激な高齢化や家族構成の多様化そして頻発する自然災害により、私たちの生活基盤・地域社会に不安が生じております。
 世界に目を向ければ、貧困や紛争に加え、地球温暖化による自然災害の激甚化、そして各地で勃発している軍事侵攻などにより、家族を亡くし、食べる物も住む場所も無くして飢餓と苦痛と絶望にあえぐ人々が溢れております。

念仏者の生き方

 阿弥陀如来のご本願はそうした地獄・餓鬼・畜生に堕ちる者のない世界をつくり、誰ひとり取りこぼすことなく必ずすくうというものです。そして「南無阿弥陀仏」のお念仏がおすくいの手段です。お念仏を聞き、申す者は、不安や苦しみのなかにいる人を放っておくことはできません。それがすでに如来のすくいにあずかった念仏者の生き方です。

地域(わたし)も世界(たにん)も

 そうした理由から、地元に向けては学問ボランティア活動 “寺子屋大誓寺„ を開設し、地域の助けとなることで将来の地域共助の実現を目指します。
 広く日本全国や世界に向けては募金による間接支援に取り組んでおります。

 ボランティア・募金の詳細は冒頭のリンク先へ。お問い合わせは下記「問い合わせ」まで。

お問い合わせ

よろこびまもりたまふなり

画像は震災後に、ご門徒さまからお引き取りした菩薩さま。つながっているように見えるが、首は胴から離れ、胸に大穴が空いてしまっている。

身代わりに⁉

 この度の震災(R6.1.1 能登地震)において、ご門徒さま宅のお仏壇にも被害が出ています。
 先日あるご門徒さま宅に震災後はじめてお伺いしたところ、不思議そうなご様子でお仏像を持って来られて仰るには、

「おかげさまで家族もみんな無事でしたが、、、。これって身代わりになってくださったんでしょうか」
と、その掌には菩薩さまの銅像が抱えられていました。

 私には正直なところ分からず何ともお答えすることが出来ませんでしたが、互いに無事でいられたことを喜び、ともにお念仏申し上げたのでした。

浄土真宗の現世利益

 親鸞聖人は現世利益(この世で受けられる利益)をお示しになりましたが、それは己の欲望(息災延命・家内安全・合格・安産・商売繁昌等)充足とはどうやら違うようなのです。
 聖人の仰せになる利益とは、たとえ苦しみの中に在っても充実し、感謝し、喜び、希望をもって生きていけることを如来さまに恵まれることをいいます。

たとえ苦しみのなかにあっても

 ですから、被災したこと自体は苦しみに違いありませんが、み仏に護られているという感謝の心で前向きに歩めること、これこそがこのたび菩薩さまから頂いたご利益でありましょう。

能登半島地震をうけて

心よりお見舞い申し上げます

 この度の能登半島地震において被害を受けられました皆さまには、
心よりお見舞い申し上げます。また、依然避難を余儀なくされておられる方々には、
できる限り早く日常を取り戻されますようお念じ申し上げます。

 当寺においても多少の被害は出ましたが、人的被害はなく、
インフラ・家屋の構造物ともに深刻なダメージはありませんでした。

 しかしながら、特に氷見市北部、能登地方では大変な被害が出ており(下画像)、
能登においては水道・電気・通信・道路等のインフラも未復旧であり、
いまだ避難されておられる方は1万5千人を超えます(令和6年1/20現在)。

ともに、、、

 上の画像は先日筆者が氷見市北部・中能登町をお見舞いにうかがった際に通りかかり、
目についた被害のごく一部です。
。。。現場に立つと、言葉もなく呆然と立ちつくす他ありません。

 当寺にも被害は出ており、将来は決して安泰ではございません。しかし、現にいま大変な困難の中にある方々がいるなら何かせずにはおられません。ともにいようと思わずにおれません。それが阿弥陀さまのなさるだろうことでしょうし、如来のお慈悲のもとにある私、僧侶のすべきことです。

 危機の際には南無阿弥陀仏の南の字も出てこない私ですが、そのような私だからこそ、ともにお出でになる阿弥陀如来さま。どなたさまも決して独りきりではございません。(以上)

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